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CANNONBALL 2021 にっぽん編 in茨城 – 千葉編

TRANSPORTER BEER MAGAZINE No.32(2021)

2022年 04月 14日 12時 36分 投稿 16 Views
今回はなんと日本のブルワリーを巡る旅。 べつに一人じゃなくてもいいんじゃないかと思う、友達と行ったほうが楽しい? この旅を計画する時からのワクワクが止まらず、旅を始めると計画通りにいかないし 行き当たりばったりでいて、人との出会いやドキドキを楽しむ。

DAY7

ビールとワインを両方造る醸造所

麦と葡萄 牛久醸造場

 次に向かうは麦と葡萄 牛久醸造場!来たかったんですよねここ。醸造長の角井さんは2018 年末までシャトーカミヤ牛久ブルワリーの醸造責任者でしたが閉鎖されたのを機に、独立。2019 年麦と葡萄 牛久醸造場を設立。2020 年醸造免許を取得し醸造を開始した新しいブルワリーです。日本でも珍しいビールとワインの両方を造る醸造所ということでこちらも見逃せません。

 定番ビールは三種類。様々なブルワリーと出会った様々な経験が刺激となり造られたビールは、これからの経験によって、もっと進歩し続けるという、変わり続けるIPAの『Wandervogel IPA』、ビールとワインの境界を超える、牛久醸造場のフラッグシップビールとも言える『Beyond the Border』、つくば山麓産 福来(ふくれ)みかんを使ったセゾンビール『笑門来福』、と言ったラインナップ。全て優しくもしっかりとした飲み応えのビールばかり!

 「場」は人が集まり、様々な想いを共有するところなので、醸造を通して「人々の想いがあふれる場」となるビールを造りたいと思っていると言う素晴らしい醸造所でした〜。

■麦と葡萄 牛久醸造場

〒300-1221 茨城県牛久市牛久町531-3

https://www.instagram.com/grains.grapes.ushiku/

https://www.facebook.com/ushikubrewing/

 

DRINK LOCAL

TSUKUBA BREWERY

 どんどん移動します。

 おつぎはTSUKUBA BREWERY さんにお邪魔。丁度、仕込みをしている忙しい時間のようでしたがアポ無しにも関わらず快く対応して頂いた延時さんありがとうございました。ここも新しい醸造所で、2020年スタート。10 年ほど前からつくば市で映像制作の仕事に携わってきた延時さん。「地域に根差した衣・食・住に関わることを始めたい」ということで一念発起。そこで“ つくばに今までないもので、みんなが笑顔になれるもの” を考えたときに思いついたのはクラフトビールでした。「つくば市ではワインや日本酒も作られている、つくば産のビールは無いじゃないか、それなら自分が造ろうと思って』

 “ ビールには人と人、そして地域を結ぶ力がある” という考えが強くまさしくDRINK LOCAL を基本とするコミュニティブルワリー!フラッグシップビールは定期的に造っている『RED FROG』モルトとホップがしっかりと利いていて満足度大なビール!

■ TSUKUBA BREWERY

〒305-0051 茨城県つくば市二の宮2丁目

14-15

TEL: 029-846-7252

http://pebbles-tsukuba.com/

https://www.instagram.com/tsukubabrewery/?hl=ja

 

名だたる大会で連続メダル獲得の実力派ブルワリー!

ロコビア

 佐倉市にある『ロコビア』に移動!1998年スタートと老舗とも言えるブルワリー!醸造長の鍵谷さんは当時手探り状態でビール醸造を始め、2,000リットルのシステムでホップも配合された濃縮麦汁を使ったビールを造っていたが1年経ったところで限界を感じ、自分の味を造りたいと醸造システムを1から変更して新しい機材を購入。更にその1年後には今現在もフラッグシップビールとも言える『佐倉香りの生(通年醸造)ケルシュ』が誕生する。元々ドイツビールが好きな事もあり、そこからどんどんのめり込んでいったという。

 ビールのラインナップは地元を意識した名前のビールばかりでローカル愛が強い。定番ビールである透明な麦わら色と軽いフルーツの香りが特徴のフラッグシップである『佐倉香りの生』。「ワールド・ビア・カップ」にて3大会連続メダル受賞!という素晴らしいビール。タンジェリンやココナッツ、トロピカルフルーツと言ったアロマが特徴のサブローホップを中心にシムコ、モザイクと言ったアメリカンホップをふんだんに使ったセッションIPAの『成田街道296 IPA』。INdia Black Aleの頭文字「INBA」は佐倉市の旧地名の『印旛』と一致することから「印旛」と言う名前にしたという黒いボディにホップが特徴のビール!採れたて“生”ホップを使用した秋季限定ビール、岩手・遠野産IBUKIホップを100%使用した無濾過のケルシュ! 「佐倉香りの生」のレシピをベースに重量で約8倍、価格にして約16倍もの大量のホップを投入した。フレッシュホップの風味と円やかな口当たりが楽しめるこの時期だけの贅沢! どれもこれも個性的なビールばかりでした!

 

■ロコビア

〒285-0854 千葉県佐倉市上座1193

TEL: 043-487-6914

https://locobeer.jp/

 

農家が造るビール!

Paradise Beer Factory

 茨城県鹿嶋市で無肥料無農薬自然栽培を行ないながらビール造りも行なっていると言う、マイクロブルワリー『パラダイスビアファクトリー』オーナーでありブルワーの唐沢秀さん曰く、『この世に地球もあらゆる生物も幸せになるようなパラダイスをつくりたいという思いで名付けました』とのこと。

 原材料も全て自分たちで造っているのは驚きでした。ビール麦を年間8ha 栽培し、それを麦芽に加工し、エール、ピルスナー、小麦の3 種の麦芽でほぼすべての原料を賄っていて、副原料として使うコリアンダーシード、オレンジピール、和山椒なども自ら栽培し山椒ビールなど素材を活かしたビールも数多く造っている。もしかしたら日本で全ての生産しているビールの原材料を自分たちで造っているのはここだけかも知れないと思いました。

 素材にもこだわると言う事は水にも相当なこだわりがあるようで、使用しているのは鹿島神宮の御神水を使用。エールビールは硬度があったほうがおいしいビールがつくれるのですが調べた中でも一番硬度が高かった(95 度)という。ビールの種類は、麦、オレンジピール、コリアンダー等全て自家栽培で造られた『ベルジャンホワイト』ブルワーが苦過ぎるのが苦手と言う事で、優しい味のIPA は香り重視のためホップは大量にドライホップしているとのこと。他にもセッションIPA や酒粕を使ったホワイトエール等、多種多様なビールを醸造している。醸造所の隣にはレストランも併設しているのでそちらでゆっくりと飲むのもオススメ! 勿論フードも充実していて、自分の農園で採れた小麦や野菜を使ったピザを提供しているし、ビールのモルト粕を餌として与えて豚を育ててもらい、それをソーセージやハムなどに加工してお店で提供している。どれもこれもこだわりが強すぎる食材で造るFOOD 類とビールとの組み合わせは『最高!』としか言えないですね

■ Paradise Beer Factory

〒314-0031 茨城県鹿嶋市宮中1丁目5- 1

TEL: 0299-77-8745

http://paradisebeer.jp/

 

カルチャー思考が強い醸造所

BEER BRAIN BREWERY

 千葉県柏の葉に到着!ここは最近、造られた街でつくばエクスプレスの新駅もありマンション、ららぽーと、病院など施設も充実していて、ファミリー層には住みやすい街にも選ばれている。この街になんと2つも醸造所があるのも驚きだがローカルにそれだけ浸透していると言う事。2020 年に立ち上がったBEER BRAIN BREWERY から行ってみる事に。この醸造所は元々、ポートランド発祥の移動式のTYNY HOUSE からクラフトビールをオンタップすると言うカルチャー思考の強いお店が青山にあるのだが、こちらが醸造所を『柏の葉』に立ち上げたと言う訳です。お店作りからビール作りまでまさしくクラフトな醸造所。醸造長は元スワンレイクビールの北原君、ブルワーは元呉ビールの七五三君と強力なメンバーも勢揃い。醸造所には600 リットルのタンクが綺麗に並んでいてとても清潔的。

 ビールはウエストコーストスタイルを意識しているらしくIPA、HAZY 系のビールをメインに醸造している。個人的にはIPAとサワーが素晴らしかったなと。定番ビールはまだないみたいですが、毎月新作のビールがどんどん発売されるのは僕としては楽しいですね。ブルワーさんはレシピを考えなくてはいけないので大変かと思いますが笑。

 デザインワークも優れていて、カルチャー思考が強い醸造所。これからも注目度大ですね。現在、KEG 中心の卸販売はスタートしていますが今後缶ビールに詰めるかも?と言っていました。醸造所横にはTAP ROOM がありそこでは全てのビールを楽しむ事が出来るのですがグラウラーに詰めてもらう事が出来るので東京から電車で40分。のんびりとゆっくりしたい時にいくのも良いかもしれませんね。

 

■ BEER BRAIN BREWERY

〒277-0871 千葉県柏市若柴226-42 中央144 街区2 D棟

TEL: 070-3340-0852

http://www.tbb.works/

 

伝統的なベルギー + アメリカンベルジャン

RIO BREWING

 柏の葉2軒目『RIO BREWING CO』、歩いて6分位ですかね。2015 年にベルギーで醸造を開始、世界10 カ国以上に発信し、ベルギーでは日本人として世界に発信し日本では東京、柏の葉にて醸造、日本とベルギーで醸造している『RIO BREWING CO』!

 こちらの醸造所が東京から拡大移転、最近出来たということでアポ無しで言ってみました笑。日本ではあまり少ないベルジャン系の醸造所ということでワクワクが止まりません。行ってみたらやはり『期待は裏切らない〜〜』工場には門司港ビールさんから譲り受けたと言う800 リットルの釜がどっしりと構えて綺麗に並べられたタンク類も美しい。これからもタンクを増やしていくと言うのでこちらもこれからが期待度が高過ぎる醸造所。

 ビールは定番のトラディショナルベルジャンスタイルの飲みやすくしっかりとコリアンダーが効いた『ライゾン』。伝統的に造られたセゾンにアメリカンホップを投入したハイブリッドでいて新旧合わさったホップの効いた『トーキョーベイコーストセゾン』。アメリカのEAST COAST スタイルを意識したHAZY でいて濁りが強くモルトとホップの甘みが絶妙な『トーキョーベイコーストIPA』。エルダーフラワーを使った軽めでいてゴクゴクといけるセッションエールの『ボタニカ』。年に数回限定で造られる限定シリーズ、1年以上熟成された濃厚な甘さがたまらないクアドルペルの『エクリプスクアッド』。ベルジャンスタイルのトリペルに蜂蜜を投入したほんのりとした蜂蜜感が感じられる『エクリプストリプルエミル』など堂々としたラインナップ〜。

 缶ビールを全部持ち帰り飲まさせてもらいましたが『伝統的なベルギー+アメリカンベルジャン』という幅広くもハイブリッドビールが素晴らしかったです。ベルギー愛が素晴らしく、ヘッドブルワーの柴田君は凄いなあと改めて実感しました。オーナーはベルギービール業界ではスーパー有名人な菅原君が社長を勤める『RIO BREWING CO』今後も楽しみなブランドです。現在、缶ビールを販売中との事で新規お取り引き希望はこちらまで。

>>リオ・ブルーイング・コー クラフトビール&BBQ 柏の葉

 

■ RIO BREWING

〒277-0814 千葉県柏市正連寺394-3 中央133 街区7

TEL: 04-7128-6329

http://www.everbrew.co.jp/restaurants_cat/riobrewing/