「昔はよかった」なんてよく言いますが、思い出は美化されがちなもの。
その昔、ビールの輸入に携わっていた時に関わったヨーロッパのビールから、
特に思い入れの深いシングルを作りました。
そもそも、「シングルって何?」って思う人がほとんどだと思いますが、トラピスト・ビールとは、修道院内に醸造所を持つ、トラピスト会の修道院でのみ造られるビールで、この呼称(Authentic Trappist Products)を使うことを許されているのは世界にわずか9ヶ所のみ。そのうち5ヵ所がベルギーにあります。

トラピスト会の修道院で作られるビールをイメージ
トラピスト会の修道院で作られるビールはダブル(Dubbel)やトリプル(Tripel)といったしっかりとした味わいであることが多いのですが、シングル(Enkel)は修道院で働く人の食事にお供のために作られた最もベーシックで度数が低いビールです。
現地に行かないと飲めない、いわば門外不出の味です。
イーストの香りが豊かで、ふわふわしていて、敬虔な修道士たちは日々こんなビールを飲んで一日の疲れを癒やしているのかなあ〜なんて考えながら飲んで、ちょっとだけヨーロッパの修道院の風を感じてみて下さい。

名前はイタリア語とスペイン語で「1」を意味するUnoから命名しました。

NARU HANDA
Faló Brewingオーナー/ヘッドブルワー
山形県出身。カナダ在住中にクラフトビールに出会い、そこからベルギービールにも没頭。食品会社、酒類輸入会社を経て醸造の道へ。うしとらブルワリー(栃木)やCRAFTROCK BREWING(東京)での醸造業務や、オーストラリアのSailor’s Grave Brewingでは醸造長も務めた後日本だけでなく世界へ飛び出し、さまざまな場所でビールを飲んで、そして作ってきました!
日本をはじめ、海外での醸造経験を経て宮城県沿岸の一番南、山元町にブルワリーをオープン!
