
20 JUNE 2026 vol.127
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IPAとは?その土地やブルワリーの個性だ
ヘイジーIPAが市場を席巻し、毎週のように新しいホップ品種が登場する時代。 しかし、IPAの本質は流行ではない。 何度飲んでも旨いこと。 また飲みたくなること。 そして、その土地やブルワリーの個性を映し出していることだ。

「定番」とは単なる「ロングセラー」ではなく、「そのブルワリーを象徴する1本」
Transporterにとって「定番」とは「ロングセラー」ではなく、「そのブルワリーを象徴する1本」だと考えている。
今、日本のIPAシーンを語るなら外せない5本を選んだ。
いまさら聞けない クラフトビール基本の「キ」
「IPA 」と書いてアイピーエーと読む。インディアペールエール(India Pale Ale)の略称。18世紀末、インドがイギリスの植民地だったころに、インドに滞在するイギリス人にペールエールを送るために造られた。海上輸送中に傷まないよう、防腐剤の役割を持つホップを大量に投入。アルコール度数も5.5~7.5%と高めなのが特徴。

- West Coast Brewing 2019年創業
- Full Hop Alchemist 日本のIPAを世界基準へ押し上げた革命児 もはや説明不要だろう。 WCBが登場して以降、日本のIPAシーンは確実に変わった。 圧倒的なホップアロマ。 マンゴー、パイナップル、柑橘、ダンク。 グラスから立ち上がる香りだけで興奮する。 しかし本当に凄いのは、その飲みやすさだ。 香りは派手なのに雑味がない。 最後まで飲み飽きない。 今や海外のブルワリーからも注目される存在となったWCB。 現代日本IPAの頂点として選びたい。

- 鬼伝説地ビール 1998年創業
- 金鬼シリーズ 日本で最も進化し続けるIPA 鬼伝説の金鬼シリーズは、もはや一つのブランドだ。 毎回異なるホップ構成。 毎回異なる表情。 しかし共通しているのは圧倒的なホップ愛。 アメリカの最新ホップを積極的に取り入れながら、日本トップクラスの品質で仕上げる。 IPA好きなら必ず一度は通るべき存在。 日本のホップカルチャーを語る上で欠かせないシリーズである。

- Shiga Kogen Beer 賀高原ビールを醸造する「玉村本店」は、文化2年(1805年)創業の老舗 の日本酒蔵、 ビール事業の開始は2004年
- 日本クラフトビール界の教科書 志賀高原ビールのIPAは、派手さで勝負しない。 その代わり完成度が異常なほど高い。 ホップとモルトの均衡。 ドライな飲み口。 クリーンな発酵。 アメリカのクラフトビール文化を深く理解しながら、日本独自の解釈で完成させた一本。 ブルワーからの支持も圧倒的に高い。 「毎日飲めるIPA」 この言葉が最も似合うビールだ。

- Y.MARKET BREWING 2014年創業
- Hysteric IPA 名古屋が生んだホップモンスター Y.MARKET BREWINGを代表するフラッグシップIPA。 5種類のホップを贅沢に使用し、華やかなアロマとしっかりした苦味を両立。 トロピカルフルーツ。 シトラス。 松脂。 次々と表情を変える香りが楽しい。 クラフトビールファンだけでなく、業界関係者からの評価も非常に高い。 中部エリアを代表する名作IPAだ。

- ヤッホーブルーイング 1996年創業
- インドの青鬼 日本IPA文化の原点 今の若いビアファンは想像できないかもしれない。 発売当時、このビールは「苦すぎる」と言われていた。 しかし、その苦味こそが革命だった。 グレープフルーツを思わせる香り。 しっかりとした苦味。 そしてキレの良い後味。 日本中にIPAというスタイルを広めた歴史的な一本。 順位以上の価値を持つレジェンドである。

Transporter的視点 IPAはどこへ向かうのか
Transporter的視点 IPAはどこへ向かうのか ?
25年前、ニューヨークのビアバーで飲んだ * Stone Brewing IPA * Dogfish Head Craft Brewery 60 Minute IPA * Dogfish Head Craft Brewery 90 Minute IPA あの頃は「ホップが主役」という考え方そのものが新しかった。
そして今、日本には世界レベルのIPAを造るブルワリーが数多く存在する。

WCBの革新。
志賀高原の完成度。
鬼伝説の探究心。
Y.MARKETの表現力。
そしてインドの青鬼が築いた土台。
この5つが揃って初めて、今の日本IPAシーンがある。
流行のIPAを追うのも楽しい。 だが、日本のIPAを本当に知りたいなら、まずはこの5本を飲んでほしい。 そこには日本クラフトビールの過去、現在、そして未来が詰まっている。
6月のビールカレンダー「お父さん いつもありがとう」
明日は父の日です。お父上のプレゼントはぜひ こちらで
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