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SUB CULTURE 思い立ったら旅に出よう -From issue 19-

出会い、新たなる発見を求めてふらっとどこかに出かけてみたい。勿論ビールなしの旅など考えられない! TRANSPORTER BEER MAGAZINE No.19(2018)

2022年 11月 14日 10時 02分 投稿 227 Views

全ての道はバートンに通ず【かつての醸造の都でイギリスビアカルチャーの栄枯盛衰と産業革命の歴史に触れる】

「ビール(パブ)目的でイギリスを訪れるなら一秒でも早くロンドンを離れなさい!」私だけでなくイギリスのビール事情を知る方は口を揃えてそう言います。ならどこに行けば良いのか?その答えを求めて旅をしたとき誰もが辿り着く場所があります。それが当時“世界の工場” と呼ばれた産業革命全盛期のイギリス労働者階級を支えたビール醸造の都“ バートン・オン・トレント”。そこに最初に設立された BASS Brewery は現在、この国のビール(パブ)カルチャーの栄枯盛衰を語り継ぐ貴重な博物館(THE NATIONAL BREWERY CENTRE) となっています。そこでイギリスビアカルチャーのルーツを学んだ後はお楽しみのビアタイム。徒歩5分の場所にあるBurton Bridge 醸造所併設のパブ「Burton Bridge Inn」では時代錯誤を思わせる程トラディッショナルなエールビールが今も変わらず地元住民の喉を潤し憩いの場となっている。そこでしばしゆるやかな時間を過ごし、帰路につくため駅に向かう道中に、ここに行かずしてバートンを訪れた事にはならないと言っても過言でない空間があります。今も尚当時と全く変わらない景観を留め、バートンという街の栄枯盛衰の全てを見届けてきたバプ「Coopers Tavern」。その歴史によって創り上げられた空気感に浸り、当時の労働者階級の暮らしを回想しながら「Bass Pale ale」をすすってみれば産業革命の音がします。『全ての道はバートンに通ず!! 』。

 

安藤 耕平
(Kouhei Ando)
HIGHBURY-THE HOME OF BEERLANDLORD
https://www.facebook.com/highbury2016/
http://highbury-international.com/
https://www.instagram.com/highbury_the_home_of_beer/

念願の初アメリカ!!3都市 23 ヵ所のビール旅♪

メインの仕事以外はひたすらブ ルワリー、パブ、ショップ巡りを し、観光一切なしの初アメリカ。 印象に残ったシカゴのブルワリ ーを紹介。【 Lagunitas Brewing Company Chicago】日本でも有 名な Lagunitas。Tasting Tours の 日だったが、日本好きなガイドの サプライズで Walking Tours ま で。ファンキーな Tasting Room からは想像できなかった大きくて きれいな設備に感動!!【DryHop Brewers 】ブルワリー名からホッ プをガンガンにきかせたビール がメインだと思ったが、苦味や香 りが優しく包み込んでくる繊細な ビールで、何時間も飲み続けたい と思った。カウンターに向かうと タンク、振り返ると仕込設備とい うブリューパブなのも素敵だ。まだまだ話足りないが、当分は 買い込んだビールを夜な夜な 飲みつつ、ビール旅の思い出 に浸りそうだ。

『Lagunitas Brewing Company Chi cago』
https://lagunitas.com/taproom/chicago
『DryHop Brewers』
http://www.dryhopchicago.com/
安里拓也
(Takuya Asato)
『FOR YOUR HAPPY TIME』
オリオンビール株式会社
https://www.orionbeer.co.jp/
https://www.facebook.com/orionbeer/

フットボールとビールで繋がる輪

ACL の上海上港VS 浦和レッズの試合がある為、上海へ。フットボールの繋がりで知り合った上海申花のサポーターの友人( 海外ビールのインポーター) と上海近郊のクラフトビールブルワリーやビアバーなどを巡り、上海のクラフトビール事情などを聞きながらBoxing Cat Brewery、Shanghai Brewery などの現地のブルワリーや中国各地のビールが飲めるビアバーへ、日本ではあまり目にする機会の少ない中国のクラフトビールもクオリティーが高い。全体的に欧米人などが多い印象でみんなの憩いの場のような雰囲気。昨今、上海では東京と同じくらいの勢いでクラフトビール文化が発展しているとのこと。数年前にも上海を訪れたがその時よりも明らかに店舗も増えているなと肌でも感じた。試合前はTap House を占拠して上海の仲間と共にビアバーからスタジアムへ。

 

小林 健太( かまくら)
(Kenta Kobayasi)

北浦和のクラフトビアバー BEER HUNTING URAWA オーナー
http://beer-hunting-urawa.jp/


クラフトビールのある韓屋と路地を歩く| イクソンドン( 益善洞)

ソウル明洞に近い中心に、過去と 現代が共存する魅力的な路地が ある。イクソンドン(益善洞)で ある。周辺の他の町が都市開発 事業を通じて、現代的な姿に変わ る間も、ここの時計は止まってい た。開発計画が失敗に終わったた めだ。肩を突き合わせて歩くことができる路地が殆ど消えた今のソウルでイクソンドンはソウルどこ よりも魅力的な空間となっている。 1920 年代に開発された15 ~ 50 坪規模の庶民のための素朴な韓屋 が100 軒程集まっている。開発さ れてなかったため、低家賃と都心 からアクセスが良い立地で若い芸 術家とセンスある個人が自然に集 まるようになった。これらのことは 他の町では見られない魅力となっ た。そしてクラフトビールが飲める パブがイクソンドン路地のあちこ ちに隠れている。韓屋の雰囲気を よく生かしたCRAFT ROO とALE 堂(エイルダン)、感覚的なインテ リアデザインのARTMONSTER、 SEOUL GYPSY、TEUM、GOOSE ISLAND PUB まで散歩をし、クラフトビールパブクロールをするにも 良い町である。ソウルに行くとイク ソンドンの韓屋パブで韓国のロー カルクラフトビールをぜひ一度体 験して頂きたい。

30 Donhwamun Ro, 11da-gil, Jongno-Gu, Seoul
+82 2 745-0721
http://artmonster.co.kr/
申 宇徹
(Shin Woochul)
TRANSPORTER KOREA 発行人/F&B Consultant
howmax@naver.com
@transporterkorea
@shinwoochul

肉に合わせるペールエール!

メキシコのグアダラハラという 街に有名な炭火焼のステーキを提供する店がある。そこは、ガ レージのような場所でドラム缶を半分に切って、ひっくり返した中で炭を起こして、焼き上げるスタイルで人気のお店で、ひとりで400gのお肉もペロリと食べれてしまう。そんな人気店のオーナーが肉に合うペールエールを作り始めたのだが、こ れがまた美味しくて、つい飲み すぎてしまう。本当はドクターストップがかかっているのに…。 いつか日本にも輸入したいビールがまたひとつ増えた。

https://www.facebook.com/ CervezaDiogenesGDL/?ref=br_rs

 

杉山 芳文
(Yoshifumi Sugiyama)
㈱EFM 代表取締役
http://www.elborracho.com
2002 年メキシカンレストラン エルボラーチョ創業
2018 年春 福岡大名にてクラフトビール醸造開始予定
     

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