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Black Tide Brewing

東北・宮城県気仙沼。 漁業の町として知られるこの港町から、いま日本クラフトビールシーンで大きな注目を集めているのが **Black Tide Brewing(ブラックタイドブルーイング)**です。 単なる“地方ブルワリー”ではない。 単なる“流行のIPAブルワリー”でもない。 Black Tide Brewingの魅力は、 気仙沼という土地の空気、震災からの再生、そして音楽やストリートカルチャーまでを含めた“カルチャーそのもの”をビールで表現していることにあります。
震災を乗り越え、誕生した「世界と繋がるローカルカルチャー」

震災を越え、気仙沼から世界へ〜 Black Tide Brewingは、2020年に宮城県気仙沼市で誕生しました。 この町は2011年の東日本大震災で大きな被害を受けた地域。 港町として栄えた風景は一変し、多くの人や文化が失われました。
しかし、その中で生まれたのが、 「気仙沼に新しいカルチャーを作りたい」 という想いでした。 Black Tide Brewingは、“復興支援”だけを掲げるブルワリーではありません。 むしろ彼らが目指したのは、 「若い世代が集まりたくなる場所」 「世界と繋がるローカルカルチャー」 を、クラフトビールを通じて作ること。 その結果、今では全国のクラフトビールファンが気仙沼を目指す存在になっています。

“Black Tide”という名前の意味 Black Tide(ブラックタイド)とは、直訳すると「黒い潮」。 これは気仙沼の海、港町の力強さ、そして自然のエネルギーを象徴しています。 同時に、 「荒々しさ」 「自由さ」 「予測できない面白さ」 も意味しているようなネーミング。
彼らのビールスタイルそのものを表しています。

Beer × Culture × Community=Black Tide Brewing

コンセプトは「Beer × Culture × Community」 Black Tide Brewingが他のブルワリーと違うのは、 “ビール単体”を売っていないこと。 彼らが本当に作っているのは、 音楽 アート ストリートカルチャー ファッション 港町文化 を含めた“空気感”です。 イベントではDJやライブを積極的に取り入れ、 ラベルデザインも現代的でストリート感が強い。 つまり、 「クラフトビールを飲む」 ではなく 「Black Tideというカルチャーを体験する」 そんなブランド設計になっています。

最大の魅力は“洗練されたホップ設計” Black Tide Brewingは特にIPAで高い評価を得ています。 しかし単純な“ホップ爆弾”ではありません。 特徴は、 香りは強い でも飲み疲れしない 苦味が綺麗 ボディが重すぎない という非常に現代的な設計。
アメリカ西海岸のトレンドを理解しながら、日本人の味覚に合わせて再構築している印象があります。
■ 代表的ビール
- 限定 Hazy IPA
- Black Tide Brewingを代表する人気Hazy IPA。 マンゴーやパイナップルを思わせるジューシーなアロマ。 しかし甘ったるさはなく、後味は驚くほどクリーン。 “今の日本Hazy IPA”の完成形の一つとも言われています。

- Kessennuma pride IPA
- 気仙沼らしさを象徴する一本。 地域文化をクラフトビールへ落とし込むBlack Tideらしい作品。

- Days Over Lager
- 近年の“ラガー回帰”を象徴するような一杯。 派手さはない。 しかし飲み進めるほどに完成度の高さがわかる。 「毎日飲めるクラフトビール」を目指した、港町の日常酒。

“カルチャーと品質が両立している” これがBlack Tide Brewingのストロングポイント
Black Tide Brewingが評価される理由 今、日本のクラフトビール業界では 流行を追うだけ 派手な副原料 SNS映え重視 のブルワリーも増えています。 その中でBlack Tide Brewingが強いのは、 “カルチャーと品質が両立している” こと。 世界観だけではない。 技術だけでもない。 その両方があるからこそ、全国的な人気へ繋がっています。
気仙沼港近くにあるブルワリー兼タップルーム。 観光客だけでなく、地元の人々も集まる“港町のコミュニティスペース”として機能しています。

※このテキストは編集部が田嶋編集長の原稿を構成しています。写真や資料の引用についてはその引用先を明確にして、細心の注意を持って情報を取り扱っていますが、不備な点等 ございましたら何なりとご一報ください。訂正、又は削除致します。
