「TRANSPORTER BEER MAGAZINE」は2026年3月20日にリニューアルした以降、毎日更新しています。当初、6月中の100号達成を目標にしておりましたが 前倒しでの本日この更新で100号を達成することが出来ました。これもひとえに毎朝、読んでくださる方が日増しに多くなったことのおかげです。そう言う意味では このGoogleのアナリティクスは非常に優れていて、読者数 その属性 どこで読んでいるか?の日々のレポートが とっても励みになっています。改めて 毎日お読み頂き、 心から感謝申し上げます。

更新時刻は毎朝9時が基本ですが この定期時間更新もようやく 5月10日頃から順守することができるようになりました

もちろん 記事制作に際し 関係各社の皆様の許諾を頂けることも 大きなモチベーションになっています。

ちなみにですが この記事のご承認を村上春樹さんとのコラボビールを企画されたCOEDO BREWERYの広報に許諾を求めたところ その御担当者の方が当時、そのビールの企画に関わっておられたとのことで、ご丁寧にも「懐かしく感じました。ご紹介下さりうれしく思います。」という暖かいメッセージまで添えて頂きました。

こちらも 感謝しかありません 重ねてお礼申し上げます。

ありがとうございます。

"TRANSPORTER BEER MAGAZINE" is updated daily. The publication time is generally 9 AM every morning (please forgive any variations in time). Remember it as "the morning beer newspaper." Be warned, reading it at this time will undoubtedly make you want to drink beer in the morning.

5月23日の「BEER is MEDEA 今回は“T-SHIRTS as MEDIA”と言うことで恐らく世界で一番人気のある“Beer T”を取り上げます」で村上春樹さんの話題に触れましたので 村上春樹さんとビールの関係性を少し 深堀します。最後までお読みください

タイトル:「走ることについて 語るときに 僕の語ること」 

概要:村上 春樹著(2007年/文藝春秋刊)

「走ることについて 語るときに 僕の語ること」の文中に村上さんがビールについて語るシーンがあります。村上さんは真夏のアテネからマラトン(Marathon)までのルートを走ったことを文章にしています。

マラソンの発祥となったオリジナル・マラソン・コースの逆ルートを村上さんは走破する。(1982年当時33歳)実際は、42.195kmよりも短いルートを走ってしまったらしい。

その道の名は『マラトン街道』。

ペルシア戦争中の紀元前490年にアテナイ軍を主力とするギリシア軍がアケメネス朝ペルシアの遠征軍を破った古戦場。
このとき一兵士が勝利を伝えるためマラトンからアテネに走り、アテネ到着時に戦勝を伝えた直後に絶命したという逸話が残る。この故事がマラソンの語源となっています。

読後感想文

Amstel(アムステル)と言えは、Heinekenと並んでオランダを代表するラガービールです。この村上さんのエッセイを読んで どうしてもAmstelが飲みたくなり、当時 横浜の山下町にあった明治屋で即購入し、家までの時間が我慢できず、近くの山下公園でプルトップを開けました。

村上春樹さんは走る目的を「小説を書き続けるための健康維持」と説明しています。

ゴールした後、マラトン村の朝のカフェで、冷えたビールを前にする作家の姿は、このエッセイのハイライトシーンです。

『ガソリンスタンドの水道を借りて、体の火照りを鎮め、こびりついた白い塩を洗い流す。そして、マラトン村の朝のカフェで、僕は心行くまで、冷えたアムステルビールを飲む』。(「」内箇所引用)

BRUTUS 1999年 6/1号 

そして 村上春樹さんのデビュー作『風の歌を聴け』です。

「デビュー作『風の歌を聴け』を読むと、主人公と鼠は、ことあるごとにビールを飲んでいます。

1970年代から1980年代にかけてそれまで国民酒の主役をビールが日本酒から奪った時代であったため、デビューまもない村上さんの小説もいわゆるトレンドとして登場したのかもしれません。

タイトル:『風の歌を聴け』

発行:1979年 講談社刊

本文中では主に3つのシーンでビールが登場します

15page
「一夏中かけて、僕と鼠はまるで何かに取り憑かれたように25メートル・プール一杯分ばかりのビールを飲み干し、「ジェイズ・バー」の床いっぱいに5センチの厚さにピーナッツの殻をまきちらした。そしてそれは、そうでもしなければ生き残れないくらい退屈な夏であった。
22page
「何故ビールなんて飲む?」(省略)
「ビールの良いところはね、全部小便になって出ちまうことだね。ワン・アウト一塁ダブルプレー、何も残りゃしない。」
97page
「その夜、鼠は一滴もビールを飲まなかった。これは決して良い兆候ではない。」

文中 主人公がビールと酢漬けの鯵と野菜サラダを食べているシーンがあります。AIに その生成画像を要求すると 出てくる画像がこちらです。鮮魚売り場では「小アジ」をよく目にするのは 夏前のこの時期。

読後感想文

南蛮漬けのポイントは なんと言っても「骨まで食べられるやわらかさ」ですが、自宅で料理しても なかなかこの柔らかにするのが難しい。『風の歌を聴け』は、主人公の大学生の夏休みの日々を描いた小説です。20代 前後の若者が南蛮漬け?と小さな違和感を感じたのを覚えています。ビールにはピザ一択だった気がする 自身の20代前半。『風の歌を聴け』を大学生の頃に読んでいればよかったと思いながら、実際に手にしたのは30代になってから。今なら 南蛮漬けに惹かれる気持ちも少し理解できる気がします。

村上さんは ご自身でジャズ喫茶を経営されていたことも有名です。

当時の貴重な写真が残っています。

引用:ブルータス 男の隠れ家特集 BRUTUS No.9 

村上春樹経さんのジャズ喫茶【ピーター・キャット】1974年から1976年まで国分寺で経営

その後、千駄ヶ谷へ移転(1977年〜1981年)この店のテーブルで『風の歌を聴け』が執筆されました

写真の引用は掲載 ブルータス 男の隠れ家特集 BRUTUS No.9 1980年12月1日号

村上春樹氏の文学の原点として、今なお多くのファンに語り継がれているジャズ喫茶です。

またご本人は、「缶より瓶の方がうまい」と語るビール好きであり、過去には自身のラジオ番組『村上RADIO』の企画としてCOEDOとコラボビールもプロデュースしました。 現在 COEDO公式オンラインショップでは売り切れ中)

コラボビールは早稲田大学構内の村上春樹ライブラリーのオープンを記念し「October Music Fest」の開催にあわせて醸造したコラボレーションビールです。

実際に村上春樹さんがCOEDOの様々な味わいのビールをテイスティングしたうえで方向性を決め、COEDO のビール職人がオリジナルのレシピで醸造されました。

風歌-Kazeuta-
村上春樹さんの小説『風の歌を聴け』から名付けられたゴールデンエールスタイル。ペール・ゴールドに純白の泡、モルト由来のコクと甘味にフローラルや柑橘、松やヒノキのようなフレッシュなホップアロマが軽く感じられます。口当たり爽やかな、すっきりとした飲み口で飽きの来ない味わいです。
原材料名:麦芽、ホップ
ビアスタイル:Golden Ale
アルコール分:5.0%
『闇黒-Yamikuro-』
村上春樹さんの小説『世界の終わりとハードボイルドワンダーランド』作中の「やみくろ」から名付けられたポータースタイル。落ち着きのある穏やかな黒色に柔らかな茶白色の泡、複数のモルトをブレンドし、カカオやコーヒーを彷彿とする香ばしいモルトのコクが感じられるとともに、柑橘やハーバルなホップアロマがほのかに香ります。
原材料名:麦芽、ホップ
ビアスタイル:Porter
アルコール分:5.0%

2026 Australian International Beer AwardにてCOEDO BREWERYが受賞しました。

COEDO BREWERYは、世界最大規模のビールコンペティション「2026 Australian International Beer Award(AIBA)」にて、最高位のトロフィー「Champion Medium International Brewery(チャンピオン・ミディアム・インターナショナル・ブルワリー)」を受賞しました。

2026年5月14日に開催された今回のコンペティションには、オーストラリア国内外から2,221アイテムのエントリーがあり、4万リットル以上のビールを、国内外から集まった84名の審査員が4日間に渡って評価しました。COEDOはゴールドを1つ、シルバーを2つ、ブロンズを3つ受賞し、総合評価が最も高いブルワリーとして「Champion Medium International Brewery」のトロフィーを受賞しました。本コンペでの最高賞は「Champion Australian Beer」と「Champion International Beer」で、技術的熟練とバランスの取れた味わいが評価に繋がったとのことです。

COEDO BREWERY

1996年創業(COEDOの母体である協同商事は、1970年代から「安心で安全で美味しい」をコンセプトにした有機農業が始まり)

公式URL: https://coedobrewery.com

 1870年創業 現在はハイネケンブランド配下

村上ラジオ(村上RADIO) https://www.tfm.co.jp/murakamiradio/

冒頭お伝えさせて頂きましたように 3月20日のWEB版リニューアルから 100号目をこうしてお届けすることが出来ました。

改めて感謝いたします。ありがとうございます

 新鮮な情報を最高の鮮度で 毎日更新 田嶋伸浩

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