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ニューイングランドIPAとは? “土地のカルチャー/Local Culture ”そのものだ。

なぜ今、“ニューイングランド”なのか?
世界中のクラフトビールシーンを変えた「Hazy IPA」。 濁った外観。 トロピカルフルーツのような香り。 苦味を抑えた柔らかい口当たり。 いまや世界中で当たり前となったこのスタイルは、アメリカ東海岸・ニューイングランド地方から生まれた。 だが、実際に現地を巡るとわかる。
ニューイングランドIPAとは、単なる“流行の味”ではない。 小さな町。 厳しい冬。 ローカルコミュニティ。 農業文化。 ヨーロッパ的パブ文化。 それら全てが積み重なって生まれた、“土地のカルチャー”そのものなのだ。
東海岸クラフトビール文化を体験するロードトリップ。
この旅は、そんな東海岸クラフトビール文化を体験するロードトリップ。
NYC IN → NYC OUT
Route Map
New York → Hudson Valley → Boston → Vermont → Maine → New Hampshire → NYC 移動はレンタカー推奨。 “ブルワリーのために田舎へ向かう”感覚が、この旅の醍醐味。
- DAY 1–3
- ニューヨーク 世界最高峰のHazy IPA密集地帯 ニューヨークはいま、間違いなく世界最高レベルのHazy IPA都市だ。 特にブルックリン〜クイーンズ周辺には、世界中のビアギークが巡礼するブルワリーが集中している。 その中心にいるのが、Other Half Brewing。

東海岸Hazyカルチャーを世界に広めた存在。 Citra、Mosaic、Galaxyを爆発的に使うジューシーIPAの象徴。 「DDH」「Triple Dry Hopped」の概念を一般化した功績は大きい。
おすすめ: Green City Broccoli All Citra Everything Finback Brewery Other Halfより柔らかく、繊細。 “ジュース感”よりバランス型。

DOUBLE DRY HOPPED HAZY INDIA PALE ALE
ニューヨークで最もブルワー評価が高いブルワリーの一つ。
SingleCut、 Beersmiths West Coast〜Hazyの橋渡し的存在。

ホップ設計が非常に綺麗。 ラガーもレベルが高い。
Saltfield Brewing 近年NYで注目される小規模系。
モダンHazyとファームハウス感覚が融合。
サワーなどブレンドされたビールは絶品
NYCで絶対行くべきBeer Bar Blind Tiger Ale House、
Proletariat Torst 特にTorstは、“北欧的ガストロパブ文化”とアメリカクラフトが融合した名店。
- DAY 4–5
- ボストン “ニューイングランドIPA”という文化の中心地 ボストン周辺は、ニューイングランドIPA文化の核心エリアだ。 その代表格が、Trillium Brewing Company。

Trilliumを飲むと、ニューイングランドIPAが単なる流行ではない事が理解できるはず
Trilliumのビールは、単なる“Hazy IPA”ではない。 ワインのような繊細さ。 フルーツのような香り。 柔らかな質感。 その全てが極めて洗練されている。 ニューヨークのIPAが“熱狂”なら、ボストンのIPAは“完成度”。 Trilliumを飲むと、ニューイングランドIPAが単なる流行ではなく、一つの成熟したビール文化であることが見えてくる。

Trillium Brewing Company NEIPAを“洗練された飲み物”へ進化させた重要ブルワリー。 ワイン的な繊細さがある。
おすすめ: Congress Street Fort Point DDH系列 ボストン周辺で追加したい Vitamin Sea Brewing Widowmaker Brewing
今のマサチューセッツHazyシーンを理解できる。
- DAY 6–8
- Vermont 山奥に存在する、“世界最高峰” ニューイングランドIPAを語る上で、Vermontは避けて通れない。 人口の少ない山岳地帯。 長く厳しい冬。 静かな田舎町。 そんな土地に、世界最高峰のブルワリーが集まっている。 The Alchemist NEIPAの歴史を変えた 「Heady Topper」の生みの親。 缶から直接飲む文化もここから。

Hill Farmstead Brewery 世界最高評価を何度も獲得した伝説的存在。 Edwardを飲むと、 “IPAは苦いもの”という概念が壊れる。 セゾン、ポーター、ピルスナーまで異常に完成度が高い。

Lawson’s Finest Liquids Sip of Sunshineで有名。 “飲みやすいNEIPA”の完成形。 von Trapp Brewing & Bierhall ヘイジー文化圏の中で、クラシックラガーを体験できる重要地点。 「サウンド・オブ・ミュージック」のTrapp家ゆかり。

- DAY 9
- New Hampshire “ラガー革命”の現在地 ニューイングランドIPA旅の途中で、必ず立ち寄りたい場所がある。 Schilling Beer Co.。 アメリカ最高峰のラガーブルワリーの一つとして知られ、近年のクラフトビールシーンを象徴する存在だ。

派手なホップではなく、繊細な麦芽と発酵技術。 今、多くのトップブルワーたちがラガーへ回帰している理由がここでわかる。 “本当に上手いブルワリーは、ラガーが美味い。” その意味を体感できる場所だ。 Schilling Beer Co. アメリカ最高峰ラガーブルワリーの一つ。 NEIPA旅の途中でここに行くと、 “なぜ今ラガー回帰が起きているのか”が理解できる。
- DAY 10–12
- Maine “今アメリカでベルジャンが熱い州” MAINE 食とクラフトビールの理想郷 旅の終盤は、Maine州へ。 ポートランド周辺は、現在アメリカでもっとも勢いのあるクラフトビールエリアの一つだ。 そして何より、“食”が素晴らしい。 ロブスター。 オイスター。 地元食材。 その全てがクラフトビールと結びついている。

Allagash Brewing Company ベルジャンスタイルをアメリカで成功させた歴史的存在。 Whiteはアメリカクラフト史に残る1本。 Oxbow Brewing Company ファームハウスエール文化の重要拠点。
野性味ある酸味と木樽文化。 Bissell Brothers Brewing Company NEIPAと“食”を結びつけた存在。 The Substanceは必飲。 Foundation Brewing Company バランス型Hazyで地元人気が高い。

いまさら聞けないクラフトビール基本の「キ」
ベルジャン(BELGIAN IPA )
ベルギー発祥、またはベルギーの伝統的な製法を受け継いだビールの総称です。特に小麦を使った「ベルジャンホワイト」が有名で、コリアンダーやオレンジピールによるフルーティーで爽やかな香りと、苦味が少なく飲みやすい味わいが特徴です。
ニューイングランドIPA(NEIPA)
アメリカのニューイングランド地方で爆発的に人気がでて世界中に広がったビアスタイルが「NEIPA(ニューイングランドIPA)」です。
NEIPAとHazy IPAは明確な違いがなく、本質的には同じビールです。違いは呼び方や発祥で、NEIPAが「アメリカの地方名」に由来するのに対し、Hazy IPAは「液体の見た目(濁り)」を世界的に広めたカテゴリ名です。
この旅で学べること
1. “NEIPAは単なるジュースではない” 水質、酵母、酸化管理、ホップ投入設計の集合体。
2. 地域ごとに味が違う NYC:爆発的ホップ Boston:洗練 Vermont:柔らかさ Maine:食との融合 同じ“Hazy IPA”でも哲学が違う。
3. ラガー回帰が理解できる Schillingやvon Trappに行くと、 トップブルワーたちがなぜラガーを重視しているか見えてくる。
ベストシーズン 最高: 9〜10月(紅葉) 6〜7月(気候最高)
避けたい: 真冬(雪で移動困難)
ニューイングランドIPAが単なるビールスタイルではないということを認識できる旅になる
この旅の核心
このエリアの凄さは、 「巨大企業が作ったブーム」ではなく、 小さな町のブルワリー文化が、 世界のクラフトビールを変えてしまったこと。 ニューイングランドIPAとは、“土地”そのものだった。
この旅で見えてくるのは、ニューイングランドIPAが単なるビールスタイルではないということだ。 山。 雪。 農場。 ローカルコミュニティ。 パブ文化。 それら全てが積み重なって、現在の東海岸クラフトカルチャーが生まれた。 Other Halfの熱狂。 Hill Farmsteadの静寂。 Tree Houseの行列。 Maineの食文化。 それぞれは違うようで、全て繋がっている。 ニューイングランドIPAとは、“土地を飲む文化”なのだ。 これが東海岸クラフトカルチャーそのものである。

東アジアの美術品の収集に力を入れていることから、「東洋美術の殿堂」とも称されています。中でも浮世絵をはじめ絵巻物、仏像、工芸品など日本美術のコレクション数は10万点をこえ、その規模は海外随一。かつて、あの岡倉天心が勤務していたことでも知られています。
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