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New England Area Beer Trip -From issue 14-

TRANSPORTER BEER MAGAZINE No.14(2017)

2022年 11月 14日 10時 02分 投稿 502 Views

Day.1

NY 到着!入国審査も無事終わり、まずはレンタカーをピックアップし最初の目的地でもあるPennsylvania への移動!!ところが初日から渋滞にはまり、幸先の悪いスタートに…。はてさてこの後どうなることやら…。

 その後無事に初日のお目当てでもあるPizza Boy Brewingへ!アメリカンなPIZZA の提供と共に多種多様なスタイルを醸造しているピザ屋 兼 Brewery。Tap 数の多さにもびっくりですがこんなBrew Pub が片田舎にあり根付いているのが素晴らしい(笑)。個人的にはサワーを期待しての来訪なだけに当日のラインナップにはなくて少し残念だったけどIPA等もレベルが高く大満足な1日!

Als of Hampden/ Pizza Boy Brewing Co
2240 Millennium Way, Enola, PA 17025 USA
https://pizzaboybrewing.com

Day.2

 二日目にして今回の旅の中でも1.2 を争うほど行きたかったTired Hands Brewing Company へ!!まずは醸造設備が併設してあるFermentaria へ。ビール、店内の内装、雰囲気、マーチャンダイズどれをとっても最高です!※写真のPineal(最近なにかと話題のNew England Style IPA)はこの日1 番のお気に入り!!徒歩10 分圏内にもう1 店舗Brew Café もあるので是非はしごするのをお勧めします(笑)。ちなみに隔週で缶のリリースがあるのですが毎回長蛇の列…。コラボものやMilkshake シリーズ(ラクトースとフルーツを使ったIPA)のリリース時には恐ろしいことになっているようです…。

Tired Hands Brewing Company
16 Ardmore Ave, Ardmore, PA 19003 USA
http://www.tiredhands.com

Day.3

 Pennsylvania からNew Jersey へ移動し、まずはホテルへチェックイン。NY の対岸エリアなこともあったのでこの日はNY を散策。ふと立ち寄ったボトルショップのタップリストには平気でHill Farmstead のKeg があったり…。恐るべしNY…。何件かビアバーを回りましたが、一番のお気に入りはProletariat!この日はTired Hands やNY のファントムBrewery のGrimm Artisanal Ales がOn Tap!雰囲気、ラインナップ共に最高なビアバーです!

 少し小腹が減りたまたま立ち寄ったSuperiority Burgerでいただいたベジバーガーはこの旅1 番のバーガーといっても良いくらいのお気に入りです。

Proletariat
102 St Marks Pl, New York, NY 10009 USA
Superiority Burger
430 E 9th St, New York, NY 10009
http://www.superiorityburger.com/

Day.4

 4 日目は宿泊先のNew Jersey からRhode Island を経由しMassachusetts へ。なかなかの移動距離でしたが、途中Rhode Island のProclamation Ale Campany がOn Tap しているJulian’s でお昼を食べつつ、Armageddon Shop(レコードショップ)に寄りつつのゆったりな道中に。長旅の疲れもどこへやら、Trillium Brewing Company に到着しテンションも最高潮に!!以前はボストンのみでの醸造でしたが、最近工場を拡張したおかげで以前よりは流通が良くなった模様です。New England Style に限らず、とにかく醸造しているIPA の種類が多く、各々のクオリティが非常に高いMassachusetts を代表するBrewery です。ただ今回は試飲スペースで飲んだ際、劣化によるものなのか設備の不良だったのかはわかりませんが、結構アロマが飛んでいたりしたこともあり少し残念な所も多々…。※購入した缶は問題なかったのですが…。

 その後はホテルから徒歩5 分ほどのビアバーArmsby Abbey へ! 昨年に続き2 度目の来訪ですが、この日のラインナップは10/1のZwanze Dayの名残かカンティヨングーズやらイリスやら神がかったラインナップ!フードも美味しいのでMT への旅行の際には是非立ち寄ってもらいたいお店の一つです。

Trillium Brewing Company
369 Congress St, Boston, MA 02210
http://www.trilliumbrewing.com/
Armsby Abbey
144 Main St, Worcester, MA 01608
http://armsbyabbey.com/

Day.5

 今回の旅の中でも一番の目当てでもあるTree House Brewing へ。最近巷で噂のNew England Style IPA を得意とするこちらのBrewery ですが、とにかく何を作っても美味しいの一言この日はフラッグシップビールでもあるJulius のリリースもあってオープン前から長蛇の列が…。Julius…。個人的に世界で1番のIPA だと思っておりまして…。缶を開けた瞬間のアロマのはじけ方、まさにトロピカルジュース?と思わんばかりのジューシーさ。アルコール度数も6.8% とそこまで低いわけでもないのにもかかわらず、ゴクゴクいけてしまうという恐ろしいほどのドリンカビリティを持ったビールです!!今後設備の拡張、移転も行われるそうなので今後の動向にも期待したいところです。余りアクセスしやすい場所ではないですがMassachusetts へ行くことがあれば是非立ち寄っていただきたいBrewery です。

 その後、Vermont まで一気に北上し、Foam Brewers へ。余り下調べせず来たのですが、Tree House やTrillium に負けず劣らずのビールのクオリティ。そしてシャンプレーン湖が見渡せる立地ということもあり、外のテラス席では抜群のロケーションの中で飲めます。※ちなみにこちらの湖、チャンプという未確認生命体が現れるとかなんとか…。

 

Tree House Brewing Company
160 E Hill Rd, Monson, MA 01057 USA
http://treehousebrew.com/
Foam Brewers
112 Lake St, Burlington, VT 05401
http://www.foambrewers.com/

Day.6

 本日の第一目的地Alchemist へ立ち寄り。新工場ができたこともあり以前に比べ手に入れやすい印象になった気がします。工場内には試飲スペースもあり、そこで飲んだHeady Topper の美味しさたるや…。個人的にNew England Style はその他のIPA よりも足が速いイメージがあり、フレッシュなうちに飲むべきだなとつくづく感じました。この日はHeady Topper, Focal Banger, The Crusherの販売。その他Heady Topper を使用した、ホットソース、チョコレートなんてものも!

 そしてついに来ましたHill Farmstead。基本的にRetail Shop でのボトルビールの販売とグラウラーでの販売が主。カウンターで試飲できたり、かるーく1、2 杯飲むくらいは可能ですがあくまでもパブ的な営業ではないのでご注意を!(In House Only で特別なボトルビールがあったりするのでメニュー表は要チェックです。この日は激レアなArtが…)この日はFlola というBarrel aged Saison のリリースもあってか結構な混雑模様でした。いくつか試飲させていただきましたがやはりHill Farmstead !何をとってもきれいとしか形容できないものばかり…。この土地の水が影響するのかな~なんて思いつつ、窓から見える大自然を前に至福のひと時を(笑)。

 その後、宿泊地のモントピリアへ移動しThree Penny Taproom にて夕食を。こちらのお店もビールのラインナップだけではなく料理・雰囲気共に最高のお店でした。ちなみにモントピリアは街並みも綺麗なのでまた来訪したい町の一つでもあります。

Alchemist
100 Cottage Club Rd in Stowe, VT. USA
https://alchemistbeer.com/
HILL FARMSTEAD BREWERY
403 Hill Rd Greensboro Bend.VT .USA
http://hillfarmstead.com/

Day.7

 旅も終盤に差し掛かり、この日は5 時間かけての移動日に…。バーモントの大自然からNY のビル群へと突入するとなぜかテンションが上がります(笑)。NY 到着後は、毎度のごとくクロネコヤマトさんへ。購入しすぎたビールは早めに宅急便で…(笑)。梱包中に缶が破損し爆発なんていうトラブルもいい思い出です…。ちなみに月〜金の営業のみなのでご利用の際は要注意です!諸々の手続きも終わり、その後は何件かビアバー巡りへ。特に印象深かったお店はCovenhoven とThe Well !両店舗もラインナップが半端ないです。流石はニューヨーク(笑)。Covenhoven でいただいたNY のLic Beer Project とFlorida のJ Wake Field コラボのパッションフルーツサワーは最終日の締めにふさわしい1杯でした。

Covenhoven
730 Classon Ave, Brooklyn, NY 11238 USA
http://www.covenhovennyc.com/
THE WELL
272 Meserole St Brooklyn, NY 11206 USA
http://www.thewellbrooklyn.com/

Day.8

 今日で帰国…。長いようで短いような1 週間…。昼からの便なのであまりどこにも寄れず空港内でBrooklyn Lagar を片手に思いにふけます!1週間思い返してみると、北東部は西海岸等に比べBrewery の数は少ないものの個々のレベルが非常に高いと感じました。個人的には日本にも入ってきてほしいと思うものの、ドリンクフレッシュを推奨としているだけに現地での状態を維持して輸入するのは難しいのかなと感じます。ただ現地で感じたこととしては、どこも地元に根付いたBrewery が多く、みんなでサポートしつつそれを糧に美味しいビールを造り、増えていくといった流れができており、良い循環ができているのかなと。国内でも、まずは身近な所であったり、お気に入りのBreweryだったりをサポートしつつ、日本ならではのフィルターを通したNew England Style IPA なんてものがでてくるのが楽しみです。

     

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