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AMERICAN BEER COLUMN #12 -アメリカンフードトラック-

TRANSPORTER BEER MAGAZINE No.19(2018)

2022年 11月 14日 10時 03分 投稿 25 Views
そろそろ日本は梅雨の心配をする季節でしょうか。クラフトビール天国のカリフォルニア州、特に南カリフォルニアは年間を通して温暖な気候で、雨も滅多に降らない。(隣家は子供4人の総勢6人ファミリーなのに、傘はパパのゴルフ用の1 本だけ!)梅雨のある日本で生まれ育った私には、彼らがテレビの天気予報とにらめっこするような習慣も必要ないほど「晴れるはず!」という前提条件なのは羨ましい限り。ということで、梅雨時期でも気分だけは晴れやかに毎日のビール日和を盛り上げるネタ、アメリカで暮らす日本人が感じるアメリカ食文化をご紹介!

 アメリカでは、老いも若きもフードトラックが大好き。雑誌でもフードトラックの特集が組まれるほど。ビールやBBQイベントのような場所はもちろんのこと、月や週ごとにスケジュールが組まれたフードトラックがブリュワリーの敷地内で販売するブリュワリーも多い。ブリュワリーのおいしいビールと人気のフードトラックとのフードマッチングもお楽しみの一つ。そんなフードトラックの種類も実に多種多様。しかもお持ち帰りOK という手軽さとリーズナブルさも嬉しいポイント。街なかで普段見かけることが多いフードトラックはジェラートやソフトクリームのようなデザート系。他には、ハンバーガーやサンドイッチ、メキシカンスタイルのタコスやブリトー、イタリア系パニーニやピザ、トルコ系のケバブ…。最近だとスシ(あくまで「寿司」でも「鮨」でもなく!)も。要はありとあらゆる食べるものなら何でも。おいしいフードトラックかどうかを見分けるには「地元の人」に聞くのが一番。迷ったら近くのコンビニの店員さんやカソリンスタンドの人に聞くと耳寄り情報がもらえたりするのでオススメ。ちなみにブリュワリーに横付けされているフードトラックや、ビールイベントなどで入っているフードトラックはブリュワリーオススメの場合が多いので、おいしいと信頼してぜひトライしてみるべし!

フードトラックの特集が組まれた雑誌。色とりどりで多種多彩。
シエラネバダの創業者ケン・グロスマンがビールイベントでサービング。大御所で恐れ多すぎるけれど、そんなフレンドリーさがさらに多くのファンを呼ぶ。

 日本でのグルメ系フードトラックは各地で増えてきているとはいえ、お祭りのときの的屋さんのほうがまだ馴染みが深いかもしれません。「気軽に」というコンセプトを元にオススメしたいのが、アメリカでも人気の「フードコート」スタイル。日本では、今まさに「フードコート」のスタイルが各地で急増中。商業施設に限らず、街なかの独立したビルの1階が突然フードコートスタイルになって注目を集めていたり。手前味噌ですが、今年3 月下旬にオープンした「Antenna America」横浜店や同じく3 月下旬に店舗リニューアルした「Antenna America」品川店もフード、ビールの持ち帰りが自由なフードコートスタイル。フードトラックと同じく1 杯、1 本、1 品だけでも気軽に注文できるのは嬉しいですね。新しいビールブランドがここ数年で「初登場」とか「初来日」といった文言がない月がないくらい、続々と入ってきていることはクラフトビールファンにとってはとてもワクワク楽しいもの。クラフトビールに接する機会が増えてくると同時に、ビールだけでなく様々なフードもあわせる選択肢が増えてくること。それがより一層おいしいビールを飲みたくなる原動力に繋がると思っています。ますます楽しい夏が待ち遠しいですね!

街中で偶然見かけたフードトラック。よく見ると「リトルオオサカ」というカレーライスボールのようなものが。生姜にソラチャソース(辛いソース)がスパイスになっているらしいけれど。フードトラックならではの面白いフードを発掘できる楽しみも。(日本人としておいしいとは限らないけれど!)

 お酒の購入、飲酒はアメリカ国内では21 歳から。ご旅行の際はID を忘れずに。

大平 朱美
akemi ohira ( 株)
ナガノトレーディング 代表取締役 アメリカビール冷蔵管理輸入の パイオニア。アメリカ食文化情 報発信基地として横浜関内に直 営店Antenna Americaを運営。 カリフォルニア在住。
     

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