「TajiJarnal」を深堀する「Dig It」スタート

 第1回目の「DIG IT」はBREWDODを深堀り

vol2.BREWDOG 経営破綻した理由

vol3.「BREWDOG 成功した理由

2回に渡り、「BREWDOG 」について、田嶋編集長が「成功」と「破綻」を独自の視点で分析をしました。

と言うことで先ずは「BREWDOD」について深堀りします。

 


BREWDOGは2007年、ジェームズ・ワットとマーティン・ディッキーにより設立されると同時に二人の「クラフトビール革命」が始まりました。スコットランド版 「クラフトビール革命」です。

成功した理由と経営破綻した理由は「TajiJarnal」で解説していましたので、ここではBREWDOGのマーケティングにフォーカスします

2人と一匹の犬で始めたこの会社は、4大陸にまたがる700人超の従業員を抱える会社に一気に成長しました。

古臭い風習や固定概念を打破し、自分たちの意志で新しいビール文化を創る革命は、“PUNK(常識に逆らう)”の旗をかざし、大躍進を果たしたのです。

“大量に工場生産されたラガー”か“古臭くて根本的に面白みのないエール” しかない当時のUK市場に“クラフトビール”カテゴリーを作ることを目指していました。

創業者のジェームズ・ワットは 2016年に自身のビール革命を出版しました

タイトル:ビジネス・フォー・パンクス (出版社:日経BP)

BUSINESS FOR PUNKS

このようなテキストが書かれています。

僕たち(ジェームズ・ワットJames Watt/1982-)とマーティン・ディッキー(Martin Dickie/1982-)は、英国のビール市場を支配している工業生産されたラガーや面白みのないエールに飽きていた。

この望ましくない状況を解決するベストな方法として、自分たちでビールを醸造するため、2007年4月にBREWDOGを創業した。

当時まだ24歳だった二人は、愛犬ブラッケンとともに本格的なクラフトビール造りをスタートさせた。

スコットランド・フレーザーバラの工業団地に倉庫を借り、醸造した少量のビールを手で詰めて、古いバンの荷台から販売していた。

BREWDOG設立当時の最大のミッションは、僕たちと同じようにおいしいクラフトビールに情熱を持っている人を増やすこと。

そして、それは今でもの最大BREWDOGの使命。

この物語 下記の物語と似てませんか?

「1976年にスティーブ・ジョブズ(Steve Jobs/1955-2011)、スティーブ・ウォズニアック(Stephen Gary Wozniak:1955—)、ロナルド・ウェイン(Ronald Gerald Wayne/1934-)の3人が、スティーブ・ジョブズの実家のガレージで起業したのが Apple社の始まり」という物語

「IBMを買えば間違いがない」という時代

IBMは無敵の不沈艦隊のような存在。

旧約聖書に登場する「ダビデとゴリアテ」 (David and Goliath)という英語の慣用句を「Apple対IBM」と置き換えています。

この比喩で言えば、ゴリアテは無敵の巨人戦士であるIBM、対するダビデはただの羊飼いの少年でAppleを指しています。

ジェームズ・ワットとマーティン・ディッキーの二人もスティーブ達のように 自宅のガレージで起業して、革命を起こしています。

1976年 Appleスタートアップは自宅のガレージ

ジョブズは自身のフォルクスワーゲンバスを売り 1,300ドルを調達

ジョブズ 21歳

2007年 BREWDOG スタートアップは工業団地の倉庫

自己資金約300万円で始めたクラフトビールの会社が、わずか7年で売上70億円を超える急成長を遂げる。

ワット 25歳(下記の写真は25歳当時のものではありません)

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手作りコンピューターとクラフトビール

20代の若者は革命を起こし、歴史に名を刻みました。

二人に共通点があるとしたら、

「ルールを破り、熱狂を生むマーケティング」ということではないでしょうか?

 ルールを破り、熱狂を生むマーケティング

「マーケティングとは何か?」

と言う究極の問いにまずは答えられなくてはなりません

「熱狂を生むマーケティング」ためには「熱狂的なファン」を作らなくてはならない

つまり「マーケティングとは何か?」についての答えは「集客ということ」です。

そして「集客」は「熱狂的なファン」を増やすことでしょう。

では どうしたら熱狂的なファンを増やせるのでしょうか?

先ずは クラフトビールを造る側の熱狂がなくては始まりません。

ワットがビールを作ろうと思った時、ジョブスがコンピューターに興味を持った頃 星の数ほどビールを作っていたメーカーはあったわけですし、コンピューターはIBMの独壇場でした。

編集長

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どうしたら 熱狂的なフアンを増やせるのか?

近年 使い尽くされた感のある 「ファン マーケテイング」

Appleはテクノロジーを無味乾燥な道具から、ユーザーのアイデンティティ(Identity/自分らしさ)の一部へと変貌させてしまいました。

これは製品が最先端のテクノロジーであるだけでなく、スタイリッシュで直感的、かつ使いやすいようにデザインされているということです。

国内の最先端のテクノロジーが誇るSONYや富士通はユーザーのアイデンティティに共感を得ることができませんでした。

もちろん Apple製品も素晴らしいテクノロジーでしたが、スペック以上に使う人をどんな気持ちにさせるかだったのです。

ブランドの一貫性→サイト、店舗、SNS、広告すべてが「Appleらしさ」を貫いている
ユーザー参加型のキャンペーン→SNSを活用し、ファンが自然に宣伝してくれる仕組みを作っている
データ活用とパーソナライゼーション→ユーザーの好みに合わせた提案で、ロイヤリティを高める

製品とサービスのシームレスな連携→ハードウェアだけでなく、ソフトウェアやサービスを通じて囲い込みを行う

このように、Appleは単に「良い製品を作る」だけでなく、 マーケティング全体でブランド体験を構築してます。

続く

※このテキストは編集部が執筆しています。