『クラフトビールを学ぶ旅』-From issue 25-
全国の気になるクラフトビール醸造所を巡り、その魅力や驚きをリポートします TRANSPORTER BEER MAGAZINE No.25(2020)
「訪れた場所」
CRAFTROCK BREWPUB & LIVE
東京都中央区日本橋室町3-2-1 COREDO 室町テラス1F
11:00 ~ 23:30(22:30 LO)
「ビールを造っている人」
鈴木 諒 ( すずき りょう)
静岡県立大学国際関係学部卒業後、 東京で2年間会社勤務ののちDEVIL CRAFT/ DevilCraft BREWERYに就 職。CRAFTROCK BREWERY設立の 伴い同BREWERY・HEADBREWER に就任。趣味はクラフトビール
「経営をしている人」
田中 徹 ( たなか とおる)
日本大学法学部卒業後、飲食業界に 10 年間従事。2011 年2 月にクラフ トビアマーケット虎ノ門開業、現在 は全国に12 店舗を展開する。クラフ トビール業界きっての飲食人である
東京日本橋、江戸時代から日本の道路元標、道路網の始点として栄え今なお風格ある百貨店や呉服店、漆器店などが集まる街。そんな歴史ある街の中でも2019年COREDO 室町テラス1F にOPEN した
『CRAFTROCK BREWING』
日本橋にブルワリーなんて驚きだがそれを実現させたのが『CRAFT BEER MARKET』を立ち上げた田中氏。虎ノ門にある1 号店の開業から2 年経った2013 年に最高のロックフェスを毎年開催しているブリュワリーを作りたいと思ったのがきっかけで、音楽と密接なブリュワリーを作りたいと頭の中で構想をスタート。その頃に、名前はクラフトビール×ロック音楽ということで「CRAFTROCK」に決定。ブルワリー計画を進める中で音楽とクラフトビールのロックフェス「CRAFTROCK FESTIVAL ’14」を開催。それから5 年後にブルワリーを開業というなんとも夢のある話。
気になったので『この場所で始めた理由は?』と尋ねると、始めの頃は地方でブルワリーをと考えていたのですがアメリカのブルーパブで飲んだ、新鮮でいてクリーンなビールを飲み衝撃を受けた事がきっかけで、このようなビールを都心部で多くの人に飲んでもらいたい思うようになりはじめ、多くの人が訪れやすい場所と言うことで凄く悩んだのですが、よい出会いもあり日本橋に出店を決めたとの事。
肝心なブルワリーはというと『ストーリー』と『こだわり』が数多く詰められている。造りたてのビールを新鮮に提供出来るようカウンター前に置かれたサービングタンクからビールは注がれる。海外ではメジャーなスタイルだが日本では初めて見たかもしれない。
醸造しているビールの液種は伝統的なジャーマンスタイルから革新的なアメリカンなモノまでヘッドブルワーこだわりのクリアネスなビールが提供されるとともに、『ブルーパブだからこそ提供できるフレッシュかつクリアネスな味わいを突き詰める』のもとに、クラフトビールと音楽のカルチャーをつなげ、アーティストをサポートするビールメーカーを目指していると言う。伝統ある日本橋にて旅路の癒しにビールを提供するというなんとも江戸ならではの『粋』なブルワリーではないか、伝統と革新を備えた新しく良き場所である。
□ 恒例イベントは?
ブリューパブで、週1 回インストアライブを開催予定です。また、「CRAFTROCK CIRCUIT」というライブサーキットイベントを吉祥寺で開催しています。
□好きな銘柄は
FIRESTONEWALKER BREWING のPIVO PILS!6 年前現地で飲んだ際に衝撃を受け、クリアネスのビールへ傾倒するきっかけとなったから。
□これからブリュワリーを立ち上げる人にアドバイスをするとしたら?
まだ新人なのでアドバイスは出来ないです笑
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