SUB CULTURE 思い立ったら旅に出よう -From issue 24-
TRANSPORTER BEER MAGAZINE No.24(2019)
出会い、新たなる発見を求めてふらっとどこかに出かけてみたい。勿論ビールなしの旅など考えられない!
旅を通じた Dig & Act
パートナーRev Nat’s が紹介してくれる友人達はいつだってご機嫌だ。殆どが未開の島で独自のサイダーを作っているWes もその1 人。2018 年に赴いたのはシアトル南西の湾に浮かぶバション島。針葉樹林帯の真ん中に、彼が営むDragon’s Head がある。元MS 社員で、あのソリティアは彼の代表的作品だ。醸造所に設置されたフィラーなどのシステムは全て彼がプログラムから開発したハンドメイド。目の前では英国原産の醸造品種を主としたリンゴ園を営み、養鶏も行う自給自足スタイル。ここでも感じた「生活そのものがサイダーカルチャーである」ということ。技術はもちろん文化的核心を探究共有する僕らの冒険は未だ継続中。
小澤 浩太
(Kouta Ozawa)
株式会社サノバスミス 代表取締役
「ハードサイダーを日常に」
http://hardcider.jp/
ポートランド ビアトリップ
説明不要のクラフトビール都市ポートランドに現地の雰囲気を体験する為、研修に行ってきました!Hood to Fuji イベント後すぐのブルワリーツアーだったので、ポートランドのブルワー達にたくさんおもてなしをして頂きました。おそらく、Hood to Fuji で日本の方達からおもてなしを受けた恩恵を受けたのだと思います、ラッキー!次は私たちの番ですね。2 日間で約10 ブルワリー程回りましたが、どのブルワリーにも個性があり、とても刺激を受けました。また、横のつながりも強く意見交換や物の貸し借りなど頻繁に行っていました。我々もREVO BREWINGというブルワリーレストランを9月20日に横浜みなとみらい地区で新規開業する新参者ですが、ブルワー間のつながりは強く意識しています。横浜はポートランドまではいきませんがブルワリー数も多く、みなとみらい近辺にはブルーパブやビアバーなどビールには困らない場所になっています。皆様も横浜でビア旅をしてみてはいかがですか?
水沼 泰樹
(Yasuki Mizunuma)
REVOVREWING HEADBREWER
http://www.revobrewing.com
ドキドキが止まらないミッケラー
6 年前、僕はドキドキしていた。コペンハーゲンのミッケラーバーにいたときのことだ。クラフトビールにハマったきっかけはアメリカのIPA だったが、北欧のクラフトビールに妙に興味を持ってしまったのだ。モダンアートの様なデザインと果物と花とを一緒に花束にしたようなフローラルな甘い香りのビール達に。ミッケラーのビールを現地で飲みたくてコペンハーゲンまで来ていた。店内全体にビールと会話をゆったりと楽しんでいる軽やかな空気が漂っていたが、繋がっているビール達はどれもすごかった。バーレイワインとウィートワインをTAP でブレンドしているのがあり冷蔵庫の中を見せてもらった。その後、ニコニコと笑顔をこちらに向ける一人の老人が居たので英語で話しかけると日本語が返ってきた。親日家の人だった。その人と仲良くなりその4 年後大阪まで会いに来てくれた。旅の醍醐味は旅を終えたあとにも楽しみが続くことだと思う。
土屋 雅樹
(Masaki Tsuchiya)
Ann’s Craftbeer Cafe ビアマネージャー ビールをこよなく愛しビールへのパッションで生きていく人間
片手にビールがあれば人生がより楽しくなる。
https://anns2016.owst.jp/
コミュニティが育てるポートランドビール!
平和クラフトの醸造を開始以来毎年訪れている都市がアメリカのオレゴン州に位置するポートランドだ。初訪問は2015 年、キレキレのサンディエゴ発のビールが大流行の中、ポートランドのビールは良くも悪くも穏やかだった。目当てがビールのみならもう訪れなかったのかもしれないが不思議な魅力に惹かれ2016、2017 年と再訪。行く度に友達が増え、街並みの変わっていく姿にすっかりとりこになってしまった。また、ビールの味わいが毎年洗練されていくのも印象的だ。クラフトビールはブルワーだけでなくコミュニティが育てる酒でもあるのだと体感することができる。そしてその地で行われた2018 年Fuji to Hood というイベントがブルワーとしての初の海外出張となった。また、今年来年と変化していくポートランドを訪れるのが楽しみだ。
髙木 加奈子
(Kanako Takagi)
平和酒造株式会社 醸造家 (平和クラフト醸造責任者)
http://www.heiwashuzou.co.jp/
ヴィースバーデンで温泉とビールを満喫
ドイツは意外にも温泉大国という事はご存知でしょうか?フランクフルトから電車で約1 時間、ヴィースバーデンという街があります。この街は温泉が沢山ありその中でも「カイザー・フリードリヒ・テルメ」はヴィースバーデンを代表する温泉!サウナ、プール、ジャグジーなどが楽しめます。ここで旅の疲れを取りその後にビールなんて最高ではないですか?周辺にはパラウーナーなどビアホールは沢山あるのですが個人的にはここweinenstephaner がオススメ!風呂上がりのケラーヘレスなんかはもうたまりません。
< https://weihenstephanerwiesbaden.de/ >
田嶋 伸浩
(Nobuhiro Tajima) transporter beer magazine 発行人
https://m.facebook.com/pages/category/ Food—Beverage-Company/Transporter- 274200256040140/?locale2=ja_JP
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