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“海と山”を巡るクラフトビール旅 ロサンゼルスの北側には、LA本編とはまったく違う空気が流れている。 渋滞と大都会のイメージが強いLAに対して、Ventura Countyはもっと“ゆるい”。

海があり、山があり、サーフカルチャーがあり、ワイン文化もある。
そして近年、このエリアは南カリフォルニアでも屈指のクラフトビール密集地帯になった。 Ventura、Ojai、Oxnard、Westlake Village。 1時間圏内に個性の違うブルワリーが連続する、“飲みながら旅する街”だ。

今回の旅は、Topa Topaを軸に、Ventura County beer sceneを巡るロードトリップ。
- DAY1 Ventura
- 海沿いカルチャーとWest Coast IPA まず向かうべきは、Ventura。 LAから北へ約90分。

サーフカルチャーとクラフトビールが自然に混ざり合う街だ。 Venturaを代表する存在 MadeWest Brewing Company Brewery and Taproom MadeWestは、“Venturaらしさ”そのもの。 派手なヘイジー競争ではなく、海風に合うクリーンなWest Coast IPA。 特に海沿いのPier Taproomは、夕方の時間帯が最高だ。

圧倒的なビーチフロント
「飲みがら旅をする」“カリフォルニアの正解”がここにあると実感
巨大な工場感のあるタップルームも魅力だが、 Ventura Pier店で飲む一杯は別格。 MadeWest Brewing Co 太平洋を見ながら飲むIPAは、“カリフォルニアの正解”みたいな味がする。
Venturaの現在地 Ventura Coast Brewing Company ダウンタウンVenturaの中心で存在感を放つVCBC。 クラシックなWest Coastだけではなく、Hazy IPA、ラガー、ファームハウス系まで幅広い。 街に溶け込むローカル感も心地良い。 歩いて飲み続けられる“Ventura downtown beer crawl”の重要拠点だ。

“地元に愛される”という強さ Topa Topa Brewing Ventura Countyを語るなら、Topa Topaは外せない。 2015年創業ながら、今ではVentura beer cultureの象徴的存在。 Quality、Craftsmanship、Communityを掲げ、地元密着型ブルワリーとして急成長した。 特に人気なのがColt StreetのHQ。 巨大なビアガーデン、フードトラック、開放感。 “カリフォルニアの休日”がそのまま空間になっている。

本拠地の空気を味わう Topa Topa Brewing Co. Ventura HQ West Coast IPAの完成度はもちろん、 軽やかなラガーやペールエールも抜群。 サーファー、家族連れ、犬連れ、ローカル。 誰も気取っていない空気が、この街らしい。 Downtown Venturaの入口 Topa Topa Brewing Co. Thompson Blvd こちらは街歩き向けのロケーション。
Downtown Venturaの空気を感じながら飲める。 “観光地のブルワリー”ではなく、“地元の生活の中にある店”という感覚が強い。
- DAY2 Ojai
- 山の中のスローライフとビール Venturaから北へ。 山道を抜けると、空気が変わる。 Ojaiは、アート、自然、ワイン、オーガニック文化が混ざり合う独特の街。

Chill Full Throttle
LA近郊とは思えないほど時間がゆっくり流れている。 Ojaiの風景に溶け込むブルワリー Topa Topa Brewing Co. Ojai Topa TopaのOjai店は、Venturaよりさらに“チル”。 山を見ながら飲むラガー。 汗をかいた後に飲むIPA。 ハイキング文化とビールが自然につながっている。 ナチュラルワインとクラフトビール「 Ojai Valley Brewery & Side Street Wine 」 Ojaiらしさ全開の店。
クラフトビールだけではなく、ナチュラルワイン文化との距離が近い。 “ビール専門街”ではないからこそ生まれる自由な空気が面白い。
- DAY3 Oxnard〜Westlake Village
- 南カリフォルニア新世代ブルワリー巡り Venturaローカルの隠れた良店 Leashless Brewing Company 小規模ながら地元人気が強いブルワリー。

肩肘張らない空気感が心地良い。 Bellringer Brewing クラシックなアメリカンスタイルが中心。 ローカル感の強いVentura beer sceneを感じられる店。
Transmission Brewing メタルカルチャーとクラフトビールが混ざる、南カリフォルニアらしい空間。 Thousand Oaksの人気スポット Naughty Pine Brewing Company 近年評価を上げ続けている注目株。
巨大化しすぎず、ローカル感を残しながら成長した稀有な存在。
West Coast IPAを軸にしながら、現代的なホップ表現も上手い。 “ローカルの勢い”を感じるブルワリーだ。 王道カリフォルニアクラフト 「Figueroa Mountain Brewing Company」
Westlake Village Central Coast発の老舗人気ブルワリー。 巨大化しすぎず、ローカル感を残しながら成長した稀有な存在。
バランス型West Coast IPAは、今飲んでもやはり完成度が高い。
海の街のクラフトビール 「Poseidon Brewing Company 」Venturaの海文化を感じるローカルブルワリー。 サーファー文化との距離感が近く、街の空気そのものを飲んでいる感覚になる。 “次世代West Coast&LAGER”の完成形

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Energen Beer Company 近年、南カリフォルニアのビアギークから急激に支持を集めている

派手なマーケティングではなく、 “液体のクオリティだけで評価を上げてきた”タイプのブルワリーだ。 特に評価が高いのが、LAGER 現代的West Coast IPA。 クリアなのに香りは爆発的。 苦味はシャープなのに飲み疲れしない。
Hazy全盛を経た今だからこそ刺さる、“洗練されたWest Coast”を作っている。
“本当にビール好きな人が集まる場所”がここにある
タップルームの空気感も最高で、 ローカル客が静かにビールを楽しんでいる。 派手な観光地ブルワリーではない。 でも、だからこそ“本当にビール好きな人が集まる場所”になっていた。 Ventura County周辺のクラフトビールシーンは、 Topa Topaのような地域密着型ブルワリーだけではなく、 Energenのような“マニア層を唸らせる実力派”が出てきたことで、さらに面白くなっている。

まとめ “北LA”は、クラフトビールと自然が共存している LAのような派手さはない。 でもVentura Countyには、 海があり、山があり、夕日があり、ゆっくりした時間がある。 MadeWestで海を眺め、 Topa Topaでローカルに混ざり、 Ojaiで自然に癒され、 Emergencyで深く飲む。 ここには、“暮らしの延長線上にあるクラフトビール”がある。
Portlandほどクラフト特化ではなく、 San Diegoほどホップ狂でもない。 でもこのエリアには、 “カリフォルニアらしい自由さ”が確かに存在していた。
本日のおまけ “VNTURA”の地名を世界に知らしめた名曲「America - "Ventura Highway".」(1972 )

