SUB CULTURE 思い立ったら旅に出よう -From issue 22-
出会い、新たなる発見を求めてふらっとどこかに出かけてみたい。勿論ビールなしの旅など考えられない! TRANSPORTER BEER MAGAZINE No.22(2019)
ビールを『より味わい深い物にしてくれる旅』
ベルギーに行った時に、ブリュッセルから電車で30分くらいの郊外にある、一軒のビアカフェに行く機会がありました。お店は小ぢんまりとしていましたが、裏にテラス席がたくさんあって、庭の木々を眺めながら、ゆっくりとビールと食事を楽しむ、そんな感じのお店でした。ビールリストは一冊の本のようで、このお店の○周年のためにボトリングされたランビックとか、日本では滅多にお目にかかれないようなビールが多く、食事も素朴ですが滋味深いものばかりで、ビールと相まって至福のひと時を過ごしました。その町の情景や、人々の雰囲気、そして旅をするという行為自体が、ビールをより味わい深いものにしてくれるように僕は思っています。
吉瀬 明生
(Akio Kichise)
株式会社ヨロッコビール
www.yorocco-beer.com
クラフトビールの本場 アメリカ視察
大山Gビールがアメリカ?と思われるかもしれませんが、2018年11月28日〜12月8日、アメリカ西海岸のクラフトビール事情を視察してきました。シアトル・ポートランド・サンフランシスコ・サンディエゴ・ロサンゼルスの5 都市、50ブルワリーを巡り、飲んだビールは370種類。4年前のヨーロッパ視察に続き “ 伝統のヨーロッパ” と“ 革新のアメリカ” という両極なビールの世界を体感。現地に足を運ぶことでしか成し得ないビールの視野と幅の広がりは、とても有意義で大きな財産となりました。いきなりアメリカンスタイルバリバリなブルワリーになることはありませんが(笑)、今回の視察を活かしていきたいと思います。
岩田 秀樹
(Hideki Iwata)
山陰屈指のFunk Band「 ESHICO」のトランペッター
大山GビールBrewmaster
http://g-beer.jp/
4度目のアメリカ…2度目の中西部クラフトビールの旅
醸造設備の視察のため中西部の10 か所のブルワリーを訪れたのが2017 年11 月のこと。今回はMadison に2月13日から4 日間、私たちのパートナーGreat Dane Brewing Co のRob さんに会うのが目的でした。訪問する前の週の中西部は、大寒波( - 50℃ )に見舞われており、訪問が危ぶまれましたが無事に到着。Madison はウィスコンシン州の州都人口が23 万人と私たちの街とほぼ同じ人口の、ダウンタウンはモノーナ湖に面した大変美しい街です。しかしながら今回の滞在中観光は一切なし、9か所のブルワリーを巡り、朝からクラフトビールをテイスティング( あくまで仕事です?!)…しまくりました。「これからどんなビールを造ろうか…?」と、真剣に!楽しく!そしてRob さんとの友情が深まり!飲みまくった4 日間となりました。
林 幸一
(Koichi Hayashi)
株式会社 松本ブルワリー 代表取締役 株式会社 ランドサービス 代表取締役社長 メインバーコート バーテンダー 2018 年念願の自社ブルワリーが本格稼働、「あなたに エールを!地域に潤いを!」を合言葉に日々奮闘中!
http://www.matsu-brew.com
http://www.pub-oldrock.com
クラフトビールの聖地 in シドニー
オーストラリアでクラフトビールを楽しみたいなら行くべき町は決まっている。半径2kmほどのエリアに10 軒もの醸造所が軒を連ねるマリックヴィルだ。ここはシドニーの中心地から少し外れた場所にあり、家賃の安さから自然と移民や若いアーティストが集まってきた地域で、新たなカルチャーの発信地として注目されている。そんな町の社交場になっているのが、クラフトビールのタップルームやブリューパブというわけだ。このエリアを千鳥足でパブクロールすれば、ナイスなヤツらと出くわす可能性は極めて高い。きっと最高の想い出が作れるはずだ。もちろん酔っ払いすぎて、すべてを忘れてしまわなければの話だが…
ナカムラサンタ
(Santa Nakamura)
BREWBASE アソビのベースになるビール
@brewbase_beer
ニューヨーカーに人気のエリア、ハドソンバレー!
オーガニックレストランやアンティークショップなどが多く存在し、感度の高いニューヨーカーからの人気を集めるエリアがハドソンバレー。ハドソン川を挟んで10 のカウンティで構成されるハドソンバレーのひとつRockland カウンティに位置するのがIndustrial Arts Brewing。創業者Jeff O’Neilによって、2016 年に誕生したブルワリーで、南北戦争時代の18 世紀に建てられた繊維工場をリノベーションして作られたブルワリーがオシャレに敏感なニューヨーカーを魅了しています。Jeff とそのチームは、厳選された最高の素材を使い、フレッシュ、クリーン、そして品質に徹底的にこだわったビールを醸造し、こだわりの強いニューヨーカーの間でも一躍人気のブルワリーとなっています。ぜひニューヨークに旅行される際には、ハドソンバレーに足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。
中村 淳之介
(Junnosuke Nakamura)
アメリカ東海岸クラフトビール輸入 ファイブ・グッド株式会社 代表取締役
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