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この映像は2025年ver です

米最高峰のビール州・オレゴンで起きている変化 アメリカ・クラフトビールシーンの中でも、特別な意味を持つアワードがある。

それが、毎年 Oregon で開催される「Oregon Beer Awards」だ。 単なる地方コンペではない。 審査員の質、エントリー数、ブルワリーのレベル、そして業界への影響力。 どれを取っても全米トップクラス。 今年2026年は、104ブルワリーから972種類ものビールが集結。 IPAだけで353エントリーという異常な競争率の中、オレゴンの“今”が浮き彫りになった。

そして今年の結果は、単なる「受賞速報」では終わらなかった。

そこには、 IPA時代の変化 ラガー回帰 クラシックスタイル再評価 新世代ブルワリーの台頭 という、アメリカクラフトビールの未来そのものが現れていた。 王者Breakside、圧巻の10メダル 今年最大の勝者は、やはり Breakside Brewery だった。 10メダル獲得 Gold 5個 Large Brewery of the Year さらに衝撃だったのは、 Barrel-Aged

©Breakside Brewery 2026
©Breakside Brewery 2026

StoutカテゴリーでGold / Silver / Bronzeを完全独占したこと。

これはOregon Beer Awards史上わずか2度目の“カテゴリー完全制覇”。 かつてのBreaksideは、“ホップが強いブルワリー”というイメージが強かった。 しかし現在は違う。 IPA、ラガー、バレルエイジ、クラシックエールまで、 全カテゴリーで異常な完成度を見せ始めている。 いまのBreaksideは、 単なる人気ブルワリーではない。

いまさら聞けないクラフトビール基本の「キ」

Barrel-Aged Beer

ールをバレル(木樽 / Barrel)で熟成させる「バレルエイジ」という手法で造るビール。

Dark German Lager Beer

ドイツで伝統的に造られている下面発酵の黒〜濃色ビールの総称です

British Pub Ale

イギリスの伝統的な製法で作られる上面発酵のビール(ペールエールやビターなど)の総称です。

“総合力でアメリカ最高峰にいるブルワリー”だ。 新時代を象徴したUPP Liquids 今年、最も業界を驚かせた存在。 それが UPP Liquids だった。 Small Brewery of the Year Best New Brewery 複数メダル獲得 特にAmerican Sour Beer部門ではGold & Bronzeを同時受賞。

そして、この成功の中心にいたのが ブリューマスターの Tonya Cornett だ。 彼女は2023年に 10 Barrel Brewing でBOTYを獲得。 そして2026年、UPPでも同タイトルを受賞

© 2026 UPP Liquids

彼女をフューチャーした映画「The Love of Beer」(2011年作品)

www.theloveofbeermovie.com

これは「異なる会社でBOTYを獲得した史上初のブリューマスター」という歴史的快挙だった。 つまりTonya Cornettは、 ブランドではなく“醸造そのもの”で勝っている。

これは今のアメリカクラフト界でも極めて珍しい存在だ。 “ラガーの時代”は本当に来ている ここ数年、アメリカでは明確な変化が起きている。 それは、 「ヘイジーIPA一辺倒」からの脱却 だ。 そしてその流れの中心にいるのが、オレゴンのラガーブルワリーたち。

© 2026, pFriem Family Brewers Powered by ShopifyPrivacy policy
© 2026, pFriem Family Brewers Powered by ShopifyPrivacy policy

特に今年圧倒的だったのが: pFriem Family Brewers Wayfinder Beer だった。 pFriem Pilsnerは、7年間で5回目のGold。 もはや“人気ビール”ではなく、アメリカン・クラフト・ピルスナーの基準点になっている。 一方Wayfinderの「Secret Secret」は、Dark German Lagerで3年連続Gold。 派手さではない。 繊細さ。 クリーンさ。 飲み疲れしない完成度。 いまアメリカのトップブルワーたちは、 再び“何杯も飲めるビール”へ向かい始めている。

Wayfinder Secret Secret Czech-Style Dark Lager

IPAの評価軸が変わった もちろん、IPAは依然として主役だ。 だが今年の結果を見ると、 評価基準が変わり始めていることが分かる。 以前のような: 超高濃度 爆発的アロマ 甘さ重視 だけでは勝てなくなっている。 今年West Coast IPA部門でGoldを獲得したのは、 Grand Fir Brewing の「Ponga」。 さらに Ruse Brewing の「Lava Lamp Potluck」は、前年Goldから今年Silverを維持。 激戦区での連続受賞は非常に難しい。 つまり今求められているのは、 “派手さ”ではなく、 “バランス”。 ホップは強い。 でも苦味もある。 飲み口はドライ。 そして何杯でも飲みたくなる。 それが現在の“オレゴンIPA”だ。

オレゴンが特別な理由 なぜオレゴンは、ここまで強いのか。 それは単純に「流行を追う州」ではないからだ。 この地域では今も: ドイツラガー British Pub Ale Barrel Aging Mixed Fermentation Farmhouse Ale といったクラシックなスタイルが真剣に作られている。

さらに: 小規模でも品質が高い 地元消費文化が根強い ブルワー同士のレベルが高い “売れる味”だけを追わない という土壌がある。 だからこそオレゴンは、 アメリカクラフトビールが変化するたびに、 常に最前線に居続ける。 今、オレゴンで飲むべきブルワリー 王者 Breakside Brewery ラガー最前線 Wayfinder Beer pFriem Family Brewers 新世代 UPP Liquids、 Grand Fir Brewing、 Ruse Brewing バレルエイジ / Wild Ale Alesong Brewing and Blending 2026年のOregon Beer Awardsは、 単なる受賞結果以上の意味を持っていた。 そこに見えたのは: “濃さ”より完成度 “派手さ”より飲み心地 “トレンド”より技術力 を重視し始めた、成熟したアメリカクラフトビールの姿だった。 そしてその中心には、 間違いなくオレゴンがある。

いま世界中のブルワーが再び注目している場所。 それが、2026年のオレゴンだ。

信じるか信じないかはあなたの捉え方次第です。

編集長 

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info@craftbeertransporter.com

https://www.oregonbeerawards.com

Breakside Brewery since2010

UPP Liquids  since 2016

2016年創業の「Immersion Brewing」を母体とし、2025年に現在の名称へ変更

Grand Fir Brewing since 2022

Ruse Brewing since2018

pFriem Family Brewers since2012

※このテキストは編集部が原稿を構成しています。写真や資料の引用についてはその引用先を明確にして、細心の注意を持って情報を取り扱っていますが、不備な点等 ございましたら何なりとご一報ください。訂正、又は削除致します。

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